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2021年06月05日 21時00分
レビュー
スマホ外付けのサーモカメラとして使える「FLIR ONE Pro」レビュー
スマートフォンに取り付けるだけで赤外線カメラが使えるようになる「FLIR ONE」をいろいろな場面で使ってきたのですが、先日、いよいよ電源が入らなくなり、修理を依頼することになりました。しかしすでに機器の世代が変わっているということで、新たに「FLIR ONE Pro」を導入することになりました。 FLIR ONE Pro | Teledyne FLIR https://www.flir.jp/products/flir-one-pro/ ◆本体外観 外箱はこんな感じ。 これがFLIR ONE Pro。「FLIR ONE Gen 3」とは色違いといった感じのデザインですが、「FLIR ONE」とは別物になっていました。 クッション材入りのケース付きで、どこかへの持ち出しにも便利。左は「FLIR ONE Pro for USB-C」、右は「FLIR ONE Pro for iOS」。 ケースから出すとこんな感じ。2つの違いは端子だけ。このほかにMicro USBで接続できるものもあります。 サイズは交通系ICカードより二回りほど小さいぐらい。 実測で39g。 底面には充電用のUSB-Cポートと充電インジケータLED、電源ボタンがあります。フル充電に必要な時間は1Aでおよそ1時間。 天面側には製品番号などの記載があります。 カメラはスマホに取り付けたとき、右下に来る位置にあります。上(接続部寄り)が可視光カメラ、下がサーマルカメラです。 Pixel 5とiPhone 12に取り付けて並べてみました。 なお、青いダイヤルで端子の高さ調整が可能。ケースなどをつけた状態でもFLIR ONE Proを装着できるようになります。 ◆FLIR ONEアプリ 「FLIR ONE Pro」の使用にはアプリが不可欠です。 「FLIR ONE」をApp Storeで https://apps.apple.com/jp/app/flir-one/id875842742 FLIR ONE - Google Play のアプリ https://play.google.com/store/apps/details?id=com.flir.flirone 今回は「FLIR ONE Pro for USB-C」を使うので、Android端末にアプリをインストール。 アプリを起動して「スキップ」をタップ。 エンドユーザー向け使用許諾契約が表示されるので、読んで「OK」をタップ。 説明をスワイプか「次へ」で読み進めていき、「OK」をタップ。 ダイアログが表示されるので「OK」をタップ。 「許可」をタップ。 画面の説明に従って、「FLIR ONE Pro」を接続し電源を入れます。電源ボタンを押してから起動までには数秒かかります。 「FLIR ONEを起動してFLIR ONE Cameraを処理しますか?」というダイアログが表示されるので「OK」をタップ。 これでアプリが使えるようになりました。 ハンバーガーアイコンを押すとメニューが表示されます。「カメラ」は先ほどの撮影画面に戻るもので、「ギャラリー」は撮影した画像・映像を見られます。「アプリ」はFLIR製の他のアプリが表示されます。「設定」は各種設定。「バージョン情報」はアプリのバージョンを表示します。最下部にはFLIR ONE Proのバッテリー残量が表示されます。「設定」をタップ。 設定では画像やアプリケーションについての設定が行えます。「放射率:艶消し」というのが何かわからない場合、タップすると…… 物質が赤外線を放出する能力のことで、基本は「マット(艶消し)」にしておけばよいことがわかります。金属のように光沢がある物質は、計測温度が不正確になるとのこと。 このほか、撮影した位置情報の保存などが設定できます。 カメラビュー時、右上に4つのアイコンが並んでいます。アイコンは左から「セルフタイマー」「スポットメーター」「スパン」「キャリブレーション」。「セルフタイマー」はタップするごとに3秒→5秒→10秒→タイマーなしと切り替わります。また、「キャリブレーション」は自動補正とは別に手動で補正を実行します。 「スポットメーター」は「スポット」「ボックス」「サークル」の3種類があり、自分で好きな数だけ置くことが可能。 たとえば「スポット」「ボックス」「サークル」を1個ずつ置くとこんな感じ。場所はそれぞれタップして動かせます。 「スパン」は画面右端に温度範囲が表示されるもので、ロックアイコンをタップすると見ているシーンの範囲が維持されます。 カメラビュー下部、シャッターボタンの隣にある「+」で撮影設定が開きます。 設定内容はこんな感じ。 イメージモード「IR」「MSX」「DC」はそれぞれサーマルのみ、2つのカメラの合成、可視光のみという違いで、2つのカメラを搭載した強みを生かしているのは「MSX」です。 表示色の変更も可能。デフォルトは「アイアン」ですが、「グレー」にしたり…… 「レインボー」なども選べます。 なお、動画撮影やタイムラプス撮影に切り替えるときは、シャッターボタンの上の小さな矢印をタップすればメニューが表示されます。 ◆実例 作業中のPCはこんな感じ。本体左側は右側より熱くなっているようです。 机の端に置いてあるペットボトルの飲み物は18.3度ぐらい。 買ってきた弁当は、熱々のカレー部分が59度ぐらい。 動画撮影だとこんな感じ。人が多いところでやるとプレデターっぽい気分が味わえます。 FLIR ONE Proで赤外線ムービーを撮影 - YouTube 「FLIR ONE Pro」は、Android用(USB Type-C接続)のものがAmazonでは定価5万4780円のところ、記事作成時点では4万5485円で販売されています。 Amazon | FLIR(フリアー)【国内正規品】android(Type-C)用 FLIR ONE Pro 19200画素 1年保証 赤外線サーモグラフィー メーカー品番:435-0007-03 | 温度計 | 産業・研究開発用品 通販 また、iPhone/iPad用(Lightning接続)のものも同様に、定価5万4780円のところを税込4万5485円で販売されています。 Amazon | FLIR(フリアー)【国内正規品】iPhone/iPad用 FLIR ONE Pro 19200画素 1年保証 赤外線サーモグラフィー メーカー品番:435-0006-03 黒 | 温度計 | 産業・研究開発用品 通販 この記事のタイトルとURLをコピーする・関連記事 装着するだけでスマホがサーモカメラになる「FLIR ONE」でいろいろ撮影してみました - GIGAZINE スマホをサーモカメラに変身させる「FLIR ONE for Android」レビュー&初期不良の交換手続きはこんな感じ - GIGAZINE 防水・防塵で赤外線サーモカメラも搭載した建設機械メーカー開発のタフネススマホ「CAT S60」実機レビュー - GIGAZINE どんな物でもかざすだけで温度測定して画像保存できる赤外線サーモグラフィ「FLIR i3」を使いまくってみましたレビュー - GIGAZINE ・関連コンテンツ 装着するだけでスマホがサーモカメラになる「FLIR ONE」でいろいろ撮影してみました スマホをサーモカメラに変身させる「FLIR ONE for Android」レビュー&初期不良の交換手続きはこんな感じ 世界最小・最軽量の一眼レフカメラ風デジカメ「CHOBi CAM ONE HD」 どんな物でもかざすだけで温度測定して画像保存できる赤外線サーモグラフィ「FLIR i3」を使いまくってみましたレビュー 30秒ごとに自動的に撮影を行って日常を記録してくれるライフログカメラ「Narrative Clip」を使ってみました カメラ&マイク&スピーカー&ライトとオンライン通話に必要な機能を全部盛りにしたウェブカメラ「AnkerWork B600 Video Bar」レビュー ニコンのデジタル一眼レフカメラD5300がどう進化したか実機レビュー 世界最小で1280x720の動画が撮影可能なトイカメラ「CHOBi CAM Pro ちょビッカム プロ」 Tweet2021年06月05日 21時00分00秒 in レビュー, ハードウェア, 動画, Posted by logc_nt You can read the machine translated English article here. Twitter Facebook YouTube Discord RSS 2.0 |
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